新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(7/21~23)

新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(7/21~23)

新華社 | 2023-07-24 16:38:04

  【新華社北京7月24日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、7月21~23日のニュースをお届けします。

   1.日本は海洋放出計画を正当化できない 中国外交部

   中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は20日の記者会見で、日本の放射能汚染水海洋放出について「もし安全なら海洋放出の必要はなく、安全でないならなおさら放出すべきでない」と述べ、「日本はいかに過ちをごまかそうと、放出計画を正当化することはできない」と強調し、次のように述べました。

   日本の放射能汚染水海洋放出計画の正当性、安全性、合法性は世界からいやというほど疑問視されています。日本はいかに過ちをごまかそうと、放出計画を正当化することはできません。周辺隣国からの絶え間ない抗議と日本国内各界から上がる疑問の声がそれを証明しています。日本メディアが16日に公表した世論調査によると、日本国民の8割強が海洋放出は説明が不十分と考えています。日本の学者や環境保護活動家からも「2011年の福島原発事故で放射性物質が漏れたのに、今また人為的に海洋放出をして放射性物質の汚染を増やすことは容認できない」という声が絶えず上がっています。日本政府による海洋放出決定は国民、特に漁業・農業従事者の懸念を全く反映しておらず、「関係者の理解が得られなければ、海洋放出を始めない」という当初の約束が破られる可能性は高いです。

   原発事故汚染水の海洋放出は世界に先例がなく、共通の基準もありません。これは科学の問題であり、態度の問題でもあります。中国は日本に対し、国際社会と国民の合理的な懸念を直視し、海洋放出計画の強行をやめ、誠実な態度で周辺隣国と十分に意思疎通し、責任ある方法で放射能汚染水を適切に処理し、国際的な監督を受けるよう促します。

   2. 成都ユニバ公式出入境ゲート、初の海外選手迎える

   第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ夏季大会(成都ユニバ)の開幕を控え、米国やブラジル、アルゼンチン、フランスなどの選手40人余りが21日、中国四川省の成都天府国際空港に到着し、成都ユニバの関係者専用ゲートから入国しました。海外の選手が専用ゲートを利用するのは初めてです。随行員20人余りが同行しました。

   3.第6回中国新疆国際民族舞踊祭、ウルムチ市で開幕

   第6回中国新疆国際民族舞踊祭が20日から新疆ウイグル自治区ウルムチ市で開かれています。テーマは「踊りの夢、調和の取れた美しいシルクロード」です。各地から新疆に集結したアーティスト千人余りがパフォーマンスを披露し、交流を深めます。8月5日までの期間中、ファッションショーやストリートダンス、新疆舞踊創作交流会などのイベントも行われます。

   4.鄱陽湖が観測史上最も早く渇水期入り

   中国江西省にある国内最大の淡水湖、鄱陽湖(はようこ)の星子水文観測所で20日午前11時、標高水位が11・99メートルとなり、観測を開始した1951年以降の同時期で最低を記録しました。同湖の渇水期入りは、これまで最も早かった年よりもさらに17日前倒しされました。

   5.乾燥地帯を花であふれるオアシスに 中国寧夏回族自治区

   中国寧夏回族自治区のラベンダー荘園はここ数年、乾燥地帯の改良に取り組んでいます。バーベナやラベンダーなどの花のほかモンゴルマツや新疆ポプラといった樹木20種類以上を植えて、かつての広大な乾燥地帯を花であふれるオアシスへと変え、乾燥地帯の整備とエコツーリズム、花卉(かき)産業を組み合わせた生態発展の道を歩んでいます。

   6.中国・北イングランド協力フォーラム開催

   中国と英国の企業代表がこのほど、英リーズで開かれた中国・北イングランド協力フォーラムに参加し、投資・貿易分野での新たな協力について話し合いました。

   フォーラムは英中貿易協会(CBBC)と英国中国商会(CCCUK)による共催でした。北イングランド地域の中国系企業と現地のビジネス・貿易界との交流を強め、両国間の投資・貿易・経済の協力と発展を一段と促すことを目的とします。

   以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。

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