
北京故宮の角楼を撮影する人。(6月6日撮影、北京=新華社記者/張晨霖)
【新華社北京7月21日】中国では近年、遠出をせずに近場を巡る「マイクロツーリズム」が観光の主流になりつつあり、短距離、短時間で楽しめ、レジャー性や体験性が高い「街歩き」が若者の間で流行している。
街歩き型の観光はシティウォークともいい、中国では「都市漫遊」と呼ばれる。動画投稿アプリ「抖音(ドウイン)」で配信された「シティウォークとは何か」という動画には150万件近くの「いいね」が付き、SNSアプリ「小紅書(RED)」や「豆弁(Douban)」に投稿されたルートや攻略法もユーザの「いいね」や「お気に入り」を集めている。
街歩きをする人にとって、都市はそれぞれ独特の魅力を持つ。北京では鐘鼓楼から中軸線を南に故宮、太廟、天安門、正陽門へと下り、南端の永定門まで至ることで市内の名所旧跡を一通り見ることができ、深くきらびやかな文化の根底を没入体験できる。上海の宋慶齢故居から黄興旧居、武康庭、開普敦公寓(ケンプトン・アパートメント)、巴金故居を経て上海話劇芸術センターに至るルートには書店やカフェなどがあり、のんびりとリラックスできるだけでなく、文化の薫陶を受けることもできる。広州の越秀公園から中山紀念堂、人民公園を経て海珠広場に至るルートは静かさとにぎやかさが融合し、都市の歴史の厚みを感じる最良の選択となる。
経済メディア「第一財経」傘下の「DT財経」「DT研究院」が共同で発表した「2023観光調査研究報告」によると、新たな観光スタイルの中で「街歩きをしたい」と答えた人は82%に上り、他の観光スタイルを大きく引き離した。大手旅行サイト「馬蜂窩(マーフォンウォ)」のビッグデータ統計では、6月のサイト内の「シティウォーク」の人気度は前月比約2・1倍となった。
北京で街歩きツアーを企画する女性によると、7月は胡同(フートン、伝統的な路地)や人気スポット、カフェなどを巡るツアーを3回主催し、各回15人前後が参加した。募集はネットで行い、参加者の8割が25~30歳だった。参加者の多くは、街歩きを通じて北京の街をさまざまな角度から感じ、美しさを見いだしただけでなく、参加者同士の人々と知り合いになり、余暇を充実させたという。(記者/彭純、許芸潁)pagebreak

北京の鐘鼓楼文化広場で遊ぶ子ども。(6月9日撮影、北京=新華社記者/鞠煥宗)pagebreak

上海の武康大楼前で記念撮影する観光客。(4月30日撮影、上海=新華社記者/辛夢晨)pagebreak

上海の黄興旧居前を自転車で通り過ぎる人。(資料写真、上海=新華社記者/方喆)
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広州の越秀公園内に立つ五羊像。(6月13日撮影、広州=新華社記者/鄧華)pagebreak

広州の中山紀念堂。(6月20日撮影、広州=新華社記者/劉大偉)