中国渓洛渡水力発電所、発電量５６００億キロワット時超

   渓洛渡水力発電所。（資料写真、昭通＝新華社配信）

　 【新華社武漢７月１９日】中国の発電大手、中国長江三峡集団は四川省雷波県と雲南省永善県の境界にある傘下の渓洛渡水力発電所が１５日、１基目の発電ユニットの稼働から満１０年を迎え、発電量が１２日午前零時までに５６０２億２５００万キロワット時に上ったと明らかにした。標準炭換算で１億６８００万トンの石炭節約、二酸化炭素（ＣＯ２）４億６２００万トンの排出削減に相当した。渓洛渡ダムは洪水調節容量が４６億５千万立方メートルで、長江の洪水防止システムの重要な一部になっている。

　 同発電所は発電のほか、洪水防止、土砂流出防止、ダムエリアや下流の通航条件改善などの機能を備える。１基当たりの容量７７万キロワットの発電ユニットが１８基、総容量が１３８６万キロワットに上る。稼働から現在まで、主要な経済・技術指標はいずれも業界トップレベルを誇る。

 　同発電所は国家基準３件、電力業界技術基準２３件の策定を主導するか、それに参加、国家特許４３５件を取得した。大型水力発電所の管理能力を持続的に高めている。