【新華社ベオグラード7月17日】セルビアのブチッチ大統領はこのほど、中国企業が建設を請け負う同国東部の都市ポジャレバツとゴルバツを結ぶ高速道路の建設現場を視察し、この高速道路はセルビア東部の発展にとって非常に重要だと述べた。
12日、ポジャレバツ市の建設現場で演説するブチッチ大統領(左から4人目)。(ベオグラード=新華社配信)
セルビアのベシッチ建設・運輸・インフラ相や中国の陳波(ちん・は)駐セルビア大使、両国の企業代表も同行した。
ブチッチ氏は同高速道路を「未来の道」とたとえ、国民生活の改善と経済発展に重要な意義を持つだけでなく、東部地域の交通渋滞の緩和にも一役買うと評価。高速道路は雇用を創出し、沿線地域に人々を定住させ、東部地域全体の発展を促進するだろうと語った。
12日、ポジャレバツ市の建設現場を視察するブチッチ大統領(左から1人目)。(ベオグラード=新華社配信)
陳氏は、建設工事が順調に進んでいることを喜ばしく思うとし、工事が予定通りに完成し、セルビアの観光業と経済発展により多くの可能性をもたらすことを望んでいると述べた。
同高速道路は中国のインフラ建設大手、山東高速集団が建設を請け負う。上下線合計4車線、総延長約68キロで、2021年11月に着工し、25年末の完成を予定している。