中国の徐大堡原発の原子炉設備、ロシア企業が出荷

中国の徐大堡原発の原子炉設備、ロシア企業が出荷

新華社 | 2023-07-15 08:30:55

   【新華社ボルゴドンスク7月15日】中国遼寧省葫芦島市にある徐大堡原子力発電所の3号機に設置される原子炉設備が11日、ロシア南部のロストフ州ボルゴドンスク市から出荷された。同原発は中国東北地方で2番目の原発で、中国最北の原発でもある。ロシアの原子力企業は3、4号機の製造の一部を担い、2021年5月19日に起工していた。両国の原子力事業における提携の象徴的な成果の一つとなる。

11日、ボルゴドンスクの核施設建設企業、アトムエネルゴマシ(AEM)の工場から出荷される徐大堡原子力発電所3号機の原子炉設備。(ボルゴドンスク=新華社記者/曹陽)

   今回送り出されたのはロシア国営核施設建設企業、アトムエネルゴマシ(AEM)が製造した原子炉圧力容器1基と蒸気発生器4基で、総重量は約1700トン。AEMのイゴール・コトフ社長によると、同社は徐大堡原発の3、4号機のほか、江蘇省連雲港市の田湾原発の7、8号機の一部の製造も担う。田湾原発の7号機はすでに今年4月に出荷され、徐大堡原発の3号機は今回の出荷後、残りの部分は来年に納品する。「中国は原子力工業で高い実力を持ち、良好な発展を実現している。中国の顧客とさらに協力し、より多くの質の高い設備を製造するチャンスを得たい」と期待を示した。

11日、ボルゴドンスクの核施設建設企業、アトムエネルゴマシ(AEM)の工場から出荷される徐大堡原子力発電所3号機の原子炉設備。(ボルゴドンスク=新華社記者/曹陽)

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。