中国とカンボジア、二次元バーコード決済の相互運用を推進

中国とカンボジア、二次元バーコード決済の相互運用を推進

新華社 | 2023-07-13 09:38:53

   【新華社プノンペン7月13日】中国カード決済大手、中国銀聯(ユニオンペイ)の国際事業子会社、銀聯国際(ユニオンペイ・インターナショナル)は10日、カンボジアの首都プノンペンでカンボジア国立銀行(NBC、中央銀行)と協力覚書を締結した。二次元バーコード決済業務を両国間で相互に展開し、両国民のクロスボーダーのモバイル決済のニーズに対応することで合意した。

10日、プノンペンで行われた協力覚書締結の署名式。(プノンペン=新華社配信)

   カンボジアでは90%以上の店舗が銀聯カード決済に対応し、主要銀行が発行した銀聯カードは数十万枚に上る。銀聯国際とNBCは現地の決済システムが提供するウォレットサービスと銀聯のモバイル決済システムの接続を推進し、カンボジア独自規格の二次元バーコードに対応する店舗の銀聯規格への対応実現を進めていく。

   今回の協力覚書締結により、カンボジア国民は世界中で銀聯の二次元バーコード決済ネットワークを通じて自国のウォレット決済サービスを利用することが可能となり、中国訪問時やクロスボーダーのモバイル決済のニーズが満たされる。中国銀聯の決済情報を統合することで、カンボジアでも銀聯のモバイル決済アプリ「雲閃付(モバイルクイックパス)」や同アプリと接続している国内商業銀行のアプリによるニ次元バーコード決済に対応することが可能になる。

   銀聯国際はここ数年、業務の現地化とデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させ、良質な決済サービスをより多くの中国本土以外の人々に届けている。

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