貴州省初の電気化学エネルギー貯蔵発電所、近く稼働へ

   １０日、新エネルギー集中型電気化学エネルギー貯蔵発電所の建設状況を確認する貴州電網興義供電局の職員。（貴陽＝新華社配信）

   【新華社貴陽７月１２日】中国送電大手、南方電網傘下の貴州電網興義供電局は、貴州省黔西南（けんせいなん）プイ族ミャオ族自治州興義市で建設中の新エネルギー集中型電気化学エネルギー貯蔵発電所が今月中に３０メガワット時のエネルギー貯蔵設備の設置と調整を終えると発表した。主要施設の威舍太陽光発電所の昇圧所の完成後に南方電網の送電線に接続する。

　 同貯蔵発電所は、自治州が設立した高比率新エネルギー・エネルギー貯蔵モデル区の重点建設プロジェクトで、貴州省初の電気化学エネルギー貯蔵発電所でもある。総投資額は約５億元（１元＝約２０円）で、プレハブ建築を採用し、敷地面積は１４ムー（約０・９３ヘクタール）。エネルギー貯蔵システムの計画容量は１００メガワット／２００メガワット時で、サイクル寿命は６千回以上。２期に分けて建設される。（記者／施銭貴）pagebreak

   １０日、建設中の威舍新エネルギー集中型電気化学エネルギー貯蔵発電所。（貴陽＝新華社配信）pagebreak

   １０日、威舍新エネルギー集中型電気化学エネルギー貯蔵発電所の建設現場で、ケーブルを設置する建設作業員。（貴陽＝新華社配信）