新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(7/7~7/9)

新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(7/7~7/9)

新華社 | 2023-07-10 14:49:45

   【新華社北京7月10日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、7月7~9日のニュースをお届けします。

   1.東電本社前で原発汚染水の海洋放出に抗議する市民集会

   福島第1原子力発電所を運営する東京電力の本社前で5日夜、100人近い日本の市民が原発汚染水の海洋放出計画に抗議する集会を開きました。

   「経産省前テントひろば」などの市民団体が「放射能汚染水を海に捨てるな」「みんなの海を汚さないで」などのプラカードを掲げ、本社前で抗議活動を行いました。参加者の一人は同社が準拠するいわゆる「安全基準」そのものに問題があると指摘しました。海洋放出する汚染水の量に制限がなく、放射性物質の濃度規制も緩すぎるとし、明らかに他の処理方法があるにもかかわらず、放射性物質を含む汚染水を大量に海に放出することは将来的に環境に悪影響を及ぼす可能性があり、許せないと語りました。

   2.「ガリウム・ゲルマニウムの輸出規制は国際慣行」中国商務部

   中国商務部の束珏婷(そく・かくてい)報道官は6日の定例記者会見で、中国がガリウムとゲルマニウムの関連品目の輸出規制を実施する決定をしたことについて、次のように説明しました。

   中国政府が法に基づいて、ガリウムとゲルマニウムの関連品目について輸出規制を実施し、合法的な目的に使用されるよう保証することは、国家の安全を守り、国際義務をより良く履行するためです。指摘すべきは、輸出規制は輸出の禁止ではなく、輸出が関連規定に合致している場合には許可するということです。

   3.パキスタン電力相、パキスタン・中国経済回廊建設の成果を称賛

   パキスタン東部パンジャブ州の州都ラホールで3日、中国・パキスタン経済回廊(CPEC)の枠組みの下で整備された南部の都市マティアリとラホールを結ぶ直流送電プロジェクトをめぐり、中パ経済回廊始動10周年および運営千日を祝う式典が行われました。パキスタンのクラム・ダストギル電力相は「パ中経済回廊の建設は、両国が緊密な経済協力のパートナーとなることを後押しした」と述べました。

   同氏はまた、回廊の始動から10年間、両国は絶えず友情を深め、全天候型戦略的協力パートナーシップになったとし、直流送電プロジェクトは両国の友情の証しだとの認識を示しました。

   4.タンザニア・ザンジバル大統領「われわれには中国がいる」

   タンザニア・ザンジバルのムウィニー大統領はこのほど、中国湖南省長沙市で新華社の単独インタビューに応じ、世界は緊迫した政治情勢や気候変動といった地球規模の課題に直面しているが、「幸いにも、われわれには中国というパートナーがいる」とし、タンザニアは今後も中国と緊密な関係を維持し、互いに助け合い、共に発展していくと述べました。

   ムウィニー氏は「中国とアフリカ諸国の経済・貿易協力は力強い勢いを維持しており、さまざまな分野における緊密な協力がアフリカと中国の双方に実際の利益をもたらしている」と指摘しました。

   5.北京市、無人運転タクシーの商業化試行運用を正式スタート

   中国北京市のハイレベル自動運転モデル区工作弁公室は7日、インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)無人運転商業化の試行運用を正式に開始したと発表しました。北京の自動運転イノベーションは新たな段階に入りました。

   要件を満たした企業がモデル区内で有償自動運転の旅客運送サービスを一般市民に提供できるようになります。

   6.河北省雄安新区、質の高い建設を重視

   中国共産党中央政治局は6月30日、会議を開き「高基準、高品質の雄安新区建設を支援する若干の政策・措置に関する意見」を審議しました。同新区に関する取り組みの重点は、質の高い建設と管理、一極集中の解消に移っています。現在は先行開発区で各プロジェクトの建設が着々と進んでいます。

   7.台湾生まれのパンダ「円仔」、10歳に 台北動物園

   中国台湾地区の台北動物園は6日、ジャイアントパンダ「円仔(ユエンザイ)」の10歳の誕生日イベントを開きました。

   円仔は大陸から台湾に贈られた「団団(トゥアントゥアン)」と「円円(ユエンユエン)」の間に生まれた雌です。台湾で初めて生まれ育ったパンダとして、両岸(大陸と台湾)の人々に愛されています。

   以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。

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