6日、河野洋平氏(左)と握手を交わす王毅氏。(北京=新華社記者/岳月偉)
【新華社北京7月7日】王毅(おう・き)中国共産党中央政治局委員・中央外事工作委員会弁公室主任は6日、日本国際貿易促進協会の河野洋平会長と北京で会談した。
王毅氏は会談で、今年は中日平和友好条約締結45周年に当たり、両国関係は新たな重要な節目にあると指摘。中日の四つの政治文書で確立された原則を堅守し、両国関係の健全な発展の政治的基礎を固め、新時代の要求に合った中日関係を構築し、アジアの得難い平和と安定の局面を共に擁護しなければならないと述べた。
河野氏は、経済問題の政治化に経済界は同意しておらず「デカップリング(切り離し)とチェーン分断」はいずれの利益にもならないとした上で、双方は日中関係の改善と発展、アジア協力の推進のため共に努力しなければならないと述べた。