【新華社北京7月6日】中国の李強(り・きょう)国務院総理は5日、日本国際貿易促進協会の河野洋平会長が率いる訪中代表団と北京の人民大会堂で会談した。
李強氏は次のように表明した。中日両国は一衣帯水の近隣だ。両国は昨年国交正常化50周年を祝い、今年は中日平和友好条約締結45周年を迎え、両国関係は今まさに過去を受け継いで未来を導き開く重要な節目にある。双方は中日間の四つの政治文書で確立された各原則を一貫して厳守し、中日関係発展の基礎をしっかりと守り、相手の発展を客観的かつ理性的に見て、「互いに協力パートナーとなり、互いに脅威とならない」という両国の政治的共通認識を実行に移さなければならない。両国の民心や時代の流れに沿ったことを多く行い、仲良く付き合い、互いに支持し、協力・ウィンウィンを進め、新時代の要求に合致する中日関係を共に構築するために、より多くの安定性とプラスのエネルギーを注入しなければならない。
また次のように指摘した。中日の実務協力には強固な基盤、強い相互補完性、大きな可能性があり、両国は広範な共通の利益を持っている。中国は質の高い発展を全面的に推進し、レベルの高い対外開放を揺るぎなく推進し、市場化、法治化、国際化された一流ビジネス環境を積極的に創出している。中国はこれまで同様に日本企業の対中投資拡大を支援する。
李強氏はさらに次のように表明した。中日関係の民間における基盤は厚い。日本国際貿易促進協会が両国の互恵協力と民間の友好交流に対する主導的役割を一層発揮することを希望する。日本の地方と中国の地方が経済、人文(人的・文化)、スポーツ、青少年などの分野で交流協力を強化することを歓迎する。
河野洋平氏は日本国際貿易促進協会は日中の経済・貿易往来の推進、日中友好の増進に尽力し、中国の発展を支持すると表明。中国と相互尊重・相互信頼の精神を堅持して、日中友好協力を絶えず前進させていきたいと述べた。