【新華社ジュネーブ6月27日】世界経済フォーラム(WEF)のボルゲ・ブレンデ総裁はこのほど、新華社のオンラインインタビューに応じ、中国天津市で6月27~29日の日程で開かれる世界経済フォーラムの第14回ニュー・チャンピオン年次総会(夏季ダボス会議)は多国間主義と国際協力の強化に力を入れる方針を明らかにし、世界は中国の発展とチャンスに大きな期待を寄せているとした。
スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)2022年年次総会に出席するWEFのボルゲ・ブレンデ総裁。(2022年5月23日撮影、ダボス=新華社記者/鄭煥松)
中国の経済発展は世界にとって重要な意義があるとし、中国は世界2位の経済大国で、世界の経済成長に対する寄与率は30%を超えると説明した。世界経済フォーラムの調査によると、ビジネスパーソンはポスト・コロナ時代における中国市場のチャンスに大きな期待を寄せているという。
短期的にはいくつかの課題に直面するとはいえ、中国の経済成長には大きな自信があるとし、その理由として「中国は数多くの正しい措置を講じて経済成長を支援している」ことを挙げた。
中国内モンゴル自治区ヒンガン盟ウランホト市にある風力発電施設。(5月23日撮影、ウランホト=新華社配信/王正)
中国はまた、この10年で高速鉄道や風力、太陽エネルギーなどの技術分野でリーダーとなり、多くのスタートアップとユニコーン企業(評価額10億ドル以上の未上場企業、1ドル=約143円)が誕生していると評価した。これらの企業の将来計画を理解し、彼らが中国企業と多国籍企業の協力をどう見ているかを把握することも外界から注目を集めていると明かした。