５千年前の文明を伝える良渚博物院　浙江省杭州市

   １４日、良渚博物院に展示されている石鉞。（杭州＝新華社記者／胡暁格）

   【新華社杭州６月２６日】中国浙江省杭州市余杭区にある良渚（りょうしょ）博物院は、約１万平方メートルの建築面積に玉器や石器、土器、漆器、木器など貴重な文化財６００点（組）余りを展示し、良渚文化の考古学成果を総合的に紹介している。

　 良渚文化は約５３００～４３００年前の新石器時代後期に長江下流域の太湖周辺で形成された文化で、稲作農業と精細な玉器工芸を特徴とする。同区にある良渚古城遺跡は良渚文化の中心的遺跡とされ、中国５千年の文明の歴史を実証。２０１９年には国連教育科学文化機関（ユネスコ）の世界文化遺産に登録された。

   ９月に杭州で開かれる第１９回アジア競技大会は、マスコット「琮琮（ツォンツォン）」やメダル「湖山」、トーチのデザインに良渚文化の礼器「玉琮（ぎょくそう）」を取り入れている。良渚文化は長い年月を経た今も輝きを失わず、新たな魅力を放っている。pagebreak

   上：１４日、良渚博物院に展示されている玉琮。下：１５日、杭州アジア競技大会の開幕１００日前イベントで公開された大会メダル「湖山」。（組み合わせ写真、杭州＝新華社記者／江漢）pagebreak

   上：１４日、良渚博物院に展示されている玉璧。下：１５日、良渚古城遺跡公園で行われた杭州アジア競技大会の聖火の採火式で、玉璧をモチーフにした採火装置から種火を取る巫女（みこ）役の女性。（組み合わせ写真、杭州＝新華社記者／江漢）pagebreak

   １４日、良渚博物院の入り口。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院の外観。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている玉鉞（ぎょくえつ）を撮影する来場者。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている玉鉞（ぎょくえつ）。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている良渚遺跡出土の炭化もみ（右）と現代のもみ。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている刻符陶罐。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている神人文多節玉琮。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている象牙の権杖（けんじょう、権力を象徴する杖）。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている陶刻文貫耳壺。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている陶刻文貫把杯。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている良渚遺跡出土の豚の骨。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている陶紡輪（左）と石紡輪。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院を見学する来場者。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている草裹泥（そうかでい）。泥をカヤやハギの葉で包み、アシの茎で縛ってブロック状にした建築資材で堤体の補強に使われた。（杭州＝新華社記者／胡暁格）pagebreak

   １４日、良渚博物院に展示されている井戸の木枠。（杭州＝新華社記者／胡暁格）