独シーメンス、中国成都市に産業用自動化製品の製造基地建設へ

   【新華社北京６月２４日】中国北京市でこのほど、ドイツ機械大手シーメンスの「シーメンスデジタル経済フォーラム２０２３」が開催された。フォーラムで同社は、四川省成都市に同社産業用オートメーション製品中国スマート製造基地を建設することをはじめ、シーメンスデジタルテクノロジー（深圳）の設立、第１回「シーメンスＸｃｅｌｅｒａｔｏｒオープン選手権」の開催など、中国での成長を加速する一連の重要な取り組みを発表した。

   同社の産業用オートメーション製品中国スマート製造基地は、１１億元（１元＝約２０円）の新規固定資産投資で建設する、同社成都デジタル化工場の第４期拡張プロジェクト。同社が中国で現地化したバリューチェーンをさらに強化し、自動化、デジタル化分野での研究開発、製造能力を高める力になる。

   また同社は、シーメンスデジタルテクノロジー（深圳）の設立を発表、オープンデジタルビジネスプラットフォーム「Ｘｃｅｌｅｒａｔｏｒ」を中心として、同社中国初のデジタルプラットフォーム相互接続ビジネス基地を構築する。新会社は、電子商取引（ＥＣ）プラットフォームや産業用アプリケーション（ＡＰＰ）、グリーン（環境配慮型）・低炭素応用、インダストリアルインターネットなど、未来志向のデジタル化事業ポートフォリオの開発を重点的に行う。