【新華社北京6月23日】バングラデシュの日刊紙ダッカ・トリビューンは19日、同国が新興5カ国(BRICS)への加盟を申請したと伝えた。ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官もこのほど、約20カ国が現在BRICSへの加盟を検討しており、その数がさらに増え続けていると明らかにした。
BRICSは新興市場国と発展途上国による協力の重要なプラットフォームとして、多国間主義の維持やグローバルガバナンスシステムの改革を積極的に推進し、新興市場国と発展途上国の代表性と発言権を高め、国際事務における積極的で安定的、建設的な力となっている。
ロシア国立研究大学高等経済学院多国間戦略プロジェクト発展管理処のワレリヤ・ゴルバチェワ氏は自身の文章の中で、BRICSの目標と価値観が世界の大多数の国と一致していることからメンバー拡大は時間の問題との見方を示した。
BRICSもメンバー拡大に積極的な姿勢を見せている。
昨年6月に行われた第14回BRICS首脳会議の会期中、加盟5カ国の首脳はメンバー拡大について基準や手順の議論を支持するという大きな共通認識に至った。
中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は今年5月31日の定例記者会見で質問を受けた際に、中国がBRICSメンバー拡大のプロセスを支持し、志を同じくするより多くのパートナーの早期加盟を歓迎すると述べた。
南アフリカのラプリン・モルカネ在ウィーン国際機関代表は取材に対し、他国が加盟を望むのであればBRICSは喜んで新たなメンバーを受け入れると語った。