【新華社北京6月20日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、6月19日のニュースをお届けします。
1.中国・ミャンマー間の複合一貫輸送新ルートが運行開始
中国雲南省保山市の蒲縹物流センターで16日、ミャンマー産の鉄鉱石千トン余りを積んだ貨物列車が四川省成都市に向け出発しました。同列車は、中国とミャンマーを結ぶ新たな物流ルート「中国・ミャンマー新ルート(ミャンマー-保山蒲縹-成都)」の道路・鉄道複合一貫輸送の第1便として運行されました。同列車の運行は、中国西南地区と東南アジア諸国連合(ASEAN)との経済・貿易往来に新たなルートを開きました。
2.百度、深圳で自動運転タクシーの実証運用を開始
中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)傘下の自動運転タクシー配車サービス「蘿蔔快跑」は17日、広東省深圳市坪山区から免許交付を受け、同市で自動運転レベル4(L4)の商用化実証運用を開始しました。深圳で営業できる範囲は188平方キロです。営業時間は午前7時から午後10時までで、朝晩のピーク時間帯をカバーします。
3.中国障害者芸術団の新作「千手千眼」、敦煌で初演
中国甘粛省敦煌市の敦煌大劇院で18日夜、中国障害者芸術団の新作「千手千眼」が初演を迎えました。聴覚障害者と視覚障害者計50人が音楽や舞踊などを通じ、妙善姫(後の千手千眼観世音菩薩)が父親を救う故事を演じました。作品は莫高窟(ばっこうくつ)第3窟など敦煌壁画の要素を取り入れており、観衆は特殊芸術と敦煌文化の融合を堪能しました。
4.甘粛省、省内初の人工心臓移植に成功
中国甘粛省蘭州市の蘭州大学第1医院でこのほど、国産の磁気浮上型人工心臓の移植を受けた女性が退院しました。同省では人工心臓移植手術の初の成功例となりました。
5.ライセンシング・エキスポ閉幕 「中国のチャンス」に期待
北米最大のライセンスビジネス業界イベント「ライセンシング・エキスポ2023」が13~15日、米ネバダ州ラスベガスで開かれました。ファッション、映画・娯楽、スポーツ、ゲーム、玩具、アートデザインなど多岐にわたる分野の約5千ブランドが出展し、IP(知的財産権)所有者、ライセンスフランチャイズ業者、ブランド業者、小売業者、制作業者など数千人が参加しました。
ライセンシングインターナショナル上海事務所の黄玉芬(タニ・ウォン)マネージングディレクターは同イベントで、「中国は国際ライセンスビジネスの発展が最も速い市場の一つで、潜在力と成長の余地が大きく、見通しが明るく、多くの国際ブランドが中国のチャンスに期待している」と述べました。
6.福島・広田組が準優勝 バド・インドネシア・オープン
バドミントンのインドネシア・オープンは18日、ジャカルタで女子ダブルス決勝が行われ、日本の福島由紀、広田彩花組が韓国のパク・ハナ、イ・ソヒ組に0―2で敗れ、準優勝でした。
7.北京市、「自然ベルト」建設で都市の生物多様性を改善
中国北京市では現在、「自然ベルト」の建設が進められています。都市公園や緑地、郊外の公園、平原生態林、湿地などに特定の保護区域を設け、都市の生物多様性保護空間を補完・完備することにより、自然保護地と呼応する全域的な生物多様性保護空間構造システムを形成します。
8.メガネモチノウオの完全人工養殖に成功 中国海南省
中国海南省海洋・漁業科学院が10年以上にわたり、企業と共同研究を重ねてきたメガネモチノウオ(別名ナポレオンフィッシュ)の完全人工養殖に成功し、第1陣として6万8千匹の稚魚を育成しました。
以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。