李強総理、ドイツ大統領と会談

李強総理、ドイツ大統領と会談

新華社 | 2023-06-20 09:04:06

   19日、シュタインマイヤー氏(右)と握手する李強氏。(ベルリン=新華社記者/丁海濤)

   【新華社ベルリン6月20日】ドイツ訪問中の中国の李強(り・きょう)国務院総理は19日午前、ベルリンの大統領官邸(ベルビュー宮殿)でシュタインマイヤー大統領と会談した。

   李強氏は習近平(しゅう・きんぺい)国家主席の心からのあいさつを伝えた後、次のように表明した。両国が国交樹立50周年を迎えた昨年、習近平主席と大統領は相互に祝賀メッセージを送るとともに電話会談し、2国間関係の健全で安定した発展に戦略的な導きを与えた。中国は中独関係を常に高く重視している。私が今回ドイツを訪問し、ショルツ首相と第7回中独政府間協議を主宰するのは、両国首脳の共通認識を実行に移し、信頼増進と疑念払拭に引き続き取り組み、2国間協力の新たなチャンスを掘り起こし、中独の全方位的戦略パートナーシップの内容を充実させ、両国の発展と世界経済の回復を後押しするためだ。

   李強氏は次のように指摘した。中国とドイツに根本的な利害の衝突はなく、協力の基盤は固く、発展の原動力も強い。われわれは中独協力の将来に自信を持っている。中国は一貫して開放と協力を支持し、最大のリスクは協力しないこと、潜在的な安全上の問題で最大のものは発展しないことだと考えている。中国はドイツと共に平和と発展、協力を堅持し、世界の安定と繁栄のために建設的な役割を果たし、変化と混乱が入り交じる世界により多くの確実性を提供していきたい。中国の発展は世界に対する前向きな貢献であり、各国にとって重要なチャンスである。

   シュタインマイヤー氏は、李強氏に習近平主席への真摯(しんし)なあいさつを伝言し、次のように表明した。ドイツは中国の信頼できる協力パートナーになり、貿易の自由化を共に守り、気候変動などの課題に対応していきたい。ドイツはデカップリング(切り離し)に反対し、いかなる形の陣営対抗にも反対する。中国と意思疎通を強化し、共に世界の平和と発展の促進のために努力していきたい。

   双方はウクライナ危機など共に関心を寄せる国際・地域問題についても意見交換した。

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