18日、中国船籍のクルーズ船「招商伊敦号」。(上海=新華社配信)
【新華社上海6月20日】中国上海税関は18日、中国船籍のクルーズ船「招商伊敦号(チャイナ・マーチャンツ・エデン)」が同日、上海港国際客運センターふ頭から日本に向けて出航したと発表した。交通運輸部が3月に「国際客船輸送の秩序ある試験運航再開プラン」を発表して以降、全国で中国船籍のクルーズ船が国際航路に就航するのは初めて。
同船は今後、中国と日本を結ぶ航路を月2~3便の頻度で運航する。
上海では5月26日、国際クルーズ航路が新型コロナウイルスによる3年余りの運航停止を経て再開された。上海税関が出入境を管理した国際クルーズ船は18日時点で10隻に上り、上海の国際クルーズ航路は順調な回復ぶりを見せている。(記者/呉宇)