彫像が語る 上海で長く尊敬され記憶に残る外国人たち

彫像が語る 上海で長く尊敬され記憶に残る外国人たち

新華社 | 2023-06-19 09:03:48

   5月28日、上海戯劇学院で開催された、写真集と同じテーマの撮影作品展を見学する来場者。(上海=新華社記者/呉宇)

   【新華社上海6月19日】中国上海市でこのほど、市内にある外国人の彫像をテーマとした初の写真集「都市の記憶と夢-上海にある外国人の彫像」(Memory and Dream of A City―Status of Foreigners in Shanghai)が発表された。外国人116人の彫像165点を収録し、市民に尊敬され、記憶に残り続けている外国人の歴史を振り返ることができる。

  彫像の数がモデルの人数より多いのは、同じ人物でも形の異なる彫像が複数の公共スペースに設置されているためだ。

  1922年と23年に2度上海を訪問したユダヤ系米国人物理学者アインシュタインの彫像は、黄浦江沿いの浜江緑地や浦東新区の張江科学城などに4点存在する。フランスのロマン主義文学を代表する作家ユゴーの彫像も4点あるという。2人は同市で長く尊敬され、記憶にとどめられてきた外国人の代表といえる。

  彫像の数ではかなわないものの、非常に高い知名度によって地域や街の文化的シンボルとなり、上海っ子になじみの深い人物もいる。

  中国の文豪、魯迅(ろじん)の親友として知られ、20世紀前半に市内で内山書店を経営していた日本人の内山完造は、中日友好に尽力した民間人の代表として「中国人民の古くからの友達」と親しまれている。彫像は虹口区の多倫路にあり、和服姿をしているため一目で分かる。

  同市人民対外友好協会の傅継紅(ふ・けいこう)氏は、市内にある外国人の彫像を体系的に整理して示すことで、中国と外国の相互交流で生まれた美しい記憶をとどめることができるだけでなく、各国国民の相互理解や相互支援の増進にもつながると述べた。(記者/呉宇)pagebreak

   5月28日、上海戯劇学院で開催された撮影作品展で交流する国際演劇協会のトビアス・ビアンコーネ事務局長(左)と上海戯劇学院の宮宝栄(きゅう・ほうえい)国際学院長(右)。(上海=新華社記者/呉宇)pagebreak

   5月30日、内山完造の彫像の写真。(上海=新華社記者/呉宇)

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