長江の清らかな水を守る　四川省瀘州市

   空から見た漁子渓湿地公園と長江。（６月１日撮影、小型無人機から、瀘州＝新華社記者／劉坤）

   【新華社瀘州６月１８日】中国四川省瀘州（ろしゅう）市は、長江上流の重要な水源地で、長江支流の沱江（だこう）、赤水河の合流地にもなっている。同市はここ数年「一江清水向東流（清らかな水、東へ流る）」を実現するため汚染対策を強化し、生態優先とグリーン発展を維持している。

　 かつて郊外の下水道や市街地の排水路は「環境上の汚点」だったが、その後改修が行われ、ネットで有名な観光スポットや市民が憩うウォーターフロントへと姿を変えた。

   さらに同市は、長江上流の希少特有魚類国家級自然保護区にある８１カ所の沿岸の砂利置き場の整備、長江本流や赤水河、沱江での違法な砂利埠頭（ふとう）の取り締まり、沿岸に広がる面積４４２・５ムー（約２９・５ヘクタール）の廃鉱山の生態修復、７８３・８２キロに及ぶ下水網の新設あるいは改修を行い、長江本流と支流の水環境を効果的に改善した。

　 現在、長江の四川省と他省が接続する水域の水質は、国の水質基準で２類（５段階のうち上から２番目）を維持している。pagebreak

   漁子渓湿地公園でボート遊びを楽しむ瀘州市民。（６月１日撮影、瀘州＝新華社記者／劉坤）pagebreak

   空から見た漁子渓湿地公園。（６月１日撮影、小型無人機から、瀘州＝新華社記者／劉坤）pagebreak

   漁子渓湿地公園を散策する瀘州市民。（６月１日撮影、瀘州＝新華社記者／劉坤）pagebreak

   瀘州市竜馬潭区の老鷹坵生態湿地公園。（６月１日撮影、瀘州＝新華社記者／胥氷潔）