中国の小中高校 研修旅行がブームに

中国の小中高校 研修旅行がブームに

新華社 | 2023-06-16 12:04:06

   6月12日、湖南省新邵県の田んぼで魚を捕る児童。(新邵=新華社配信)

  【新華社北京6月16日】中国では、人々の観光消費水準が日増しに高まる中、小中高校の研修旅行が新たな成長分野となり、各種旅行商品が相次いで登場している。最盛期の夏休みを控え、関連市場も活況に沸く。

  中国旅游(観光)研究院の戴斌(たい・ひん)院長は、研修旅行が学生らのコミュニケーションを促し、教科書以外の知識を広げるよい方式であり、児童・生徒らの素養の向上に役立つと述べた。また、観光と文化が深く融合し、観光の文化的意義と社会的属性が一段と顕在化するにつれ、研修旅行は将来、広い成長の余地を秘めているとの見方を示した。

  同研究院のリポート「中国研修旅行発展報告2022~23」によると、国レベルでは、より多くの部門が研修旅行に関心を払い、支援しており、よりハイレベルな政策を相次いで打ち出している。

  現在、人気の高い旅行商品は博物館や科学技術館などを中心とする科学技術研修旅行、伝統文化や「紅色(革命史跡)文化」などを主とする文化研修旅行などを含む。

  企業情報サイト「天眼査」によると、全国の「研修キャンプ」「サマーキャンプ」関連企業5590社余りのうち、2019年の新規登記数は1540社超で、前年比伸び率は60・8%と、いずれも直近5年間の最高となった。設立時期は過去1~5年が62・8%、過去5~10年が29・9%を占めた。地域別の関連企業数は広東省が1500社超で最も多く、安徽省が780社超、山東省が466社で続いた。

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