新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース（６／１４）

   【新華社北京６月１５日】新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース、６月１４日のニュースをお届けします。

   １．中国政府、サイクロン被害のミャンマーに援助物資

   中国政府がミャンマー側の需要に応じて寄贈した人道援助物資が１２日、ヤンゴン国際空港に到着しました。蚊帳１万張りと毛布１万枚が含まれています。今後も浄水タブレットや食品、簡易発電機、ポンプなどを船で運ぶ予定となっています。また、強風で損傷した仏塔の修復に対し、現金１００万元を援助しました。ミャンマーに５月、大型サイクロンの「モカ」が上陸し、大きな被害に見舞われました。

   ２．中国医療チームがキリバスで無料診療

   中国の第２次キリバス支援医療チームがこのほど、同国の地元住民に無料診療を行いました。中国の医療チームがキリバスの首都タラワ以外の地域で無料診療を行うのは、今回が初めてです。

   ３．中国、ホンジュラスと「一帯一路」了解覚書を調印

   中国政府は１２日、ホンジュラス政府とシルクロード経済ベルト・２１世紀海上シルクロード建設の共同推進に関する了解覚書に調印しました。双方は両国経済の合致点を掘り起こし、政策面の意思疎通とインフラの接続、貿易の円滑化、資金の融通、人的交流を積極的に推進します。各分野の実務協力を強化し、互恵ウィンウィンと文明の相互学習を推し進め、共同発展と繁栄を実現します。

   ４．中国とホンジュラス、初のハイレベル企業家交流会開催　北京市

   中国とホンジュラスのハイレベル企業家交流会が１１日、北京市で開催され、両国の政財界代表約２００人が出席しました。これは３月２６日に両国が正式に外交関係を樹立して以来初となるハイレベル企業家交流会で、経済貿易実務協力の深化に弾みをつけました。

   ５．深圳と中山を結ぶ「深中通道」、海底トンネルの接合完了

   中国広東省の深圳、中山両市を橋と海中トンネルで結ぶ「深中通道」は１１日、海底トンネルの最後の接合部の接合を終えました。世界最長かつ最大幅の鋼殻沈埋トンネルは全区間連結しました。

   ６．三星堆の大型青銅器、３Ｄデジタル技術で復元

   中国四川省文物考古研究院は１０日、発掘スタッフと文物保護スタッフらの共同研究により、大型青銅器２点を比較的完全な形に復元したと明らかにしました。復元された青銅器はいずれも異なる祭祀坑（さいしこう）で出土した部位を組み合わせて作り上げました。安全性の問題で原物を組み立てることはできないため、３Ｄスキャンや３Ｄモデリングなどの技術を用いてモニター上で復元しました。

   ７．トン族の村で１万人大合唱　中国貴州省

   中国貴州省黔東南（けんとうなん）ミャオ族トン族自治州で１０日、自治州内各地から集まった歌手や観光客ら約１万人がトン族の多声部合唱「大歌」などを披露しました。トン族大歌は指揮や伴奏のない合唱形式で、２００９年に国連の無形文化遺産に登録されています。

   以上、「新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。