
トングリ砂漠で星を観測する観光客。(資料写真、中衛=新華社配信)
【新華社銀川6月8日】中国寧夏回族自治区中衛市はこのところ、従来型の砂漠観光に対し、閑散期と繁忙期がはっきりと分かれる悩みを解決するため、観光振興の新たな取り組みを進めている。
同市は騰格里(トングリ)砂漠周縁部に位置し、国家5A級観光地(最高ランク)の沙坡頭風景区を有する。「世界で最も孤独なホテル」と呼ばれる「砂漠星星酒店(砂漠の星ホテル)」も2020年秋、同砂漠内に開業した。砂漠と星空をロマンチックに組み合わせ、中衛・星空観光の大胆な革新的商品になっている。扉を開けると砂漠が見え、ベッドから星を眺める不思議な体験は、地元の文化観光IP(知的財産)「星のふるさと」を大人気にした。
沙坡頭風景区の運営会社、中旅(寧夏)沙坡頭旅游景区の韓忠勝(かん・ちゅうしょう)総経理は「星の観測講座や砂漠でのヨガ、サンドセラピー、砂漠ピクニックなど、星空観光ディープ体験シリーズは南方からの観光客に人気がある」と述べた。
同市を流れる黄河北岸で砂漠観光が盛り上がりを見せる一方、南岸の古村落も黄河文化に支えられ、名が知られるようになった。三方を黄河に囲まれた大湾村には現在、国内有名チェーンの高級民宿11軒が進出し、民宿集落「黄河宿集」を形成している。黄河宿集の創始者、陳祖品(ちん・そひん)氏は黄河宿集について、最大の魅力は文化と観光の融合を真に実現していることにあり、建築様式から内装、リゾートシーンの構築まで、いずれも地元文化に対する深い研究を反映していると話した。
同市東園鎮の「品衛文創園(文化クリエーティブパーク)」では、職人が丹念に焼成、彫刻し、黄河の岸辺にある良質な粘土と石をユニークなデザインの黄河磁器、黄河石彫に作り上げている。「砂漠・黄河・星空」という観光資源が、長年ひっそりと停滞していた地元の伝統文化に新たな息吹をもたらしている。
江西省新余県から訪れた観光客の艾さんは「ここは私の砂漠に対するあらゆる素晴らしい想像を満たしてくれた。しかも、全て私の想像をはるかに超えている」と感激を言葉にした。pagebreak

上空から見た「砂漠星星酒店(砂漠の星ホテル)」。(資料写真、中衛=新華社記者/張亮)pagebreak

専門ガイドの案内で星を観測する観光客。(資料写真、中衛=新華社配信)pagebreak

沙坡頭で交わる黄河とトングリ砂漠。(資料写真、中衛=新華社記者/王鵬)