新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース（６／６）

   【新華社北京６月７日】新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース、６月６日のニュースをお届けします。

   １．アジアで陣営対立をあおる言動に反対　中国外交部

   中国外交部の汪文斌（おう・ぶんひん）報道官は５日の定例記者会見で、中国は東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）を含む地域のパートナーとともに、開放協力、互恵ウィンウィンの理念を堅持し、アジアで陣営対立をあおる言動に反対し、手を携えてアジアを平和の支柱、発展の高地、協力の土地にしたいと表明しました。

   ２．香港の訪問客数、１～５月は１千万人突破

   中国香港特別行政区観光発展局が２日発表した今年１～５月の香港訪問客数は延べ１千万人を突破し、新型コロナウイルス感染拡大前（２０１７年～１９年）同期の４０％となりました。

   訪問客のうち、宿泊を伴う観光客が約半数を占め、平均宿泊日数は３・６泊で、コロナ感染拡大前と同水準となりました。レジャーやビジネス目的の訪問客数もいくらか増加し、中でもレジャー目的は全体の約４７％を占めました。

   ３．サウジで初の正式な孔子学院が開校

   サウジアラビアの首都リヤドで４日、同国のプリンス・スルタン大学と中国の深圳大学が共同で設立したプリンス・スルタン大学孔子学院のプレート除幕式が行われました。サウジで正式な孔子学院が運営されるのは初めてです。

   ４．橋梁の維持管理にデジタル技術を導入　貴州省

   「世界の橋の博物館」と呼ばれている中国貴州省には現在、２万８千基以上の道路橋があります。これだけの数の橋を維持管理するため、デジタルツールの導入が徐々に進んでいます。

   同省にある壩陵河大橋は２００９年、当時国内最大スパンを誇る鋼製のつり橋として完成しました。貴州高速道路集団は現在、デジタルツイン技術を活用して、同橋の全方位かつ全ライフサイクルの状態監視と管理を実現しています。

   ５．中国最北端の高速鉄道駅、本体工事が急ピッチ　黒竜江省

   中国最北端の高速鉄道駅となる哈伊高速鉄道（黒竜江省ハルビン市－伊春市）伊春西駅はこのところ、工事が順調に進んでおり、７月末には本体工事が完成する見通しとなっています。

   同駅は黒竜江省鉄力市から伊春市に至る区間にあり、年間の気温差が最も大きく、寒冷地域の永久凍土帯に初めて建設される高速鉄道駅で、駅舎規模は同鉄道全線の中で最大ということです。

   ６．ブルーベリー栽培で地域経済を活性化　貴州省麻江県

   中国貴州省黔東南（けんとうなん）ミャオ族トン族自治州でこのほど、８万５千ムー（約５６６７ヘクタール）以上にわたり栽培されているブルーベリーが収穫期を迎えました。県内でのブルーベリー栽培は１９９９年に始まり、地域経済をけん引する産業に成長してきた。同県は現在、品種開発や種苗育成、集中栽培、果実の加工と販売を一体化した産業チェーンを構築し、農家の人々の就業と収入増を促進し、農村経済の振興を後押しします。

   以上、「新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。