陰条嶺国家級自然保護区の風景。(2022年6月17日、小型無人機から、重慶=新華社記者/黄偉)
【新華社重慶6月7日】中国重慶市の陰条嶺国家級自然保護区管理事務センターは、保護区が3年がかりで実施した重点保護野生植物調査で、重点保護野生植物74種を新たに発見したと発表した。
内訳は国家級保護植物が51種、重慶市保護植物が23種。紅豆杉(チュウゴクイチイ)、南方紅豆杉(チュウゴクイチイの変種)、ハンカチノキの国家1級重点保護野生植物3種と巴山榧樹(マルミトウガヤ)、秦嶺冷杉(秦嶺モミ)、天麻(オニノヤガラ)、太白貝母(タイハクバイモ)など国家2級重点保護野生植物48種が含まれる。今回の調査により重慶の植物相はより豊かになり、同市の自然保護区の生物多様性保全にも貴重な情報をもたらした。
陰条嶺自然保護区は、重慶市巫渓(ふけい)県東部の大巴山脈中腹に位置する。標高差は2400メートル近くあり、複雑な地質構造を持つ。亜熱帯北部山地の希少種や絶滅危惧種を多く保存し、高い研究価値と保護価値を持つ。これまでに11の植生型と49の植物群系が確認されており、多様な野生動植物の生息環境が良好に保たれている。(記者/黄偉)pagebreak
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陰条嶺国家級自然保護区の風景。(2022年6月17日、小型無人機から、重慶=新華社記者/黄偉)