上海税関、初のフィリピン向けRCEP原産地証明書を発給

上海税関、初のフィリピン向けRCEP原産地証明書を発給

新華社 | 2023-06-05 14:11:34

   1日、上海神火アルミ箔(はく)の作業員と共に製品の品質を検査する上海税関の職員。(上海=新華社記者/呉宇)

   【新華社上海6月5日】中国の上海税関は2日、上海浦東新区の非鉄金属加工企業、上海神火アルミ箔(はく)に対し、市内で初めてとなるフィリピン向けの地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に基づく原産地証明書を発給した。

  貨物は総額5万5千ドル(1ドル=約140円)のアルミ箔製品で、原産地証明書に基づき、フィリピンでこれまで課されていた3%の関税がゼロになる。

  同税関の統計によると、今年1~4月の同市の貿易総額は1兆3900億元(1元=約20円)で、うち3分の1は対RCEP加盟国が占めており、前年同期比10・6%増加した。同税関が今年1~5月に発給したRCEP原産地証明書は3万4300件で、発給対象品総額は117億7200万元に上った。主な輸出品は化学工業品や繊維素材、プラスチック製品などとなっている。

  RCEP協定は2日のフィリピンでの発効により、全15の加盟国で発効しており、世界最大の自由貿易圏は全面実施の新段階に入った。(記者/呉宇)pagebreak

   1日、上海神火アルミ箔(はく)の工場。(上海=新華社記者/呉宇)pagebreak

   1日、フィリピンに輸出するアルミ箔(はく)の包装箱にラベルを貼る上海神火アルミ箔の作業員。(上海=新華社記者/呉宇)

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