【新華社北京6月3日】中国潜水・サルベージ業協会が1日に発表した「中国潜水・サルベージ業界発展報告(2022)」によると、協会が認定した商業(工事)や市政工事などを含む各種潜水士は2万人余りとなっている。
同報告書は中国の潜水・サルベージ業界初の発展報告書で、業界の現状と今後の発展について踏み込んで分析・研究し、潜水・サルベージ業界の現在の発展環境、中核的業務、重要な設備・技術などについて紹介。業界の自主規制強化、標準化や規範化の推進、潜水・サルベージサービス分野の開拓、他業界との協力強化などについて具体案を打ち出した。
同協会の宋家慧(そう・かけい)理事長によると、国内外の経済環境の変化や絶え間ない技術革新に伴い、中国の潜水・サルベージ業界は近年来、顕著な発展を遂げており、市場規模が絶えず拡大し、特に海洋経済の発展と密接に関わっている。また、業界の競争もますます激しくなり、サービスの質と技術水準を高めることが求められているという。
同協会は08年6月に設立され、15年にわたる発展を経て、各種の潜水、サルベージ、海洋プロジェクトの建設を全て扱う4A級(上から2番目の等級)全国的社会団体になっている。会員企業は1千社近くで、サービスの分野は海陸工事、文化・観光潜水、公共安全と応急救援など7大セクター、50余りの細分化業務をカバーしている。