中国企業、パキスタンにハイブリッド水稲の種もみを寄贈

   【新華社イスラマバード６月３日】パキスタンの首都イスラマバードでこのほど、中国企業から同国南西部バルチスタン州へのハイブリッド水稲の種もみの寄贈式が行われた。

   バルチスタン州議会のジャン・モハンムド・ジャマリ議長はあいさつで、中国政府と企業の長期にわたる同国と同州への多大な援助に感謝の意を表した。昨年、洪水に見舞われた同州では復興が進められており、中国企業が支援したハイブリッド水稲の種もみは農業生産の早期再開に大いに役立つだろうと述べた。

   在パキスタン中国大使館の鮑衆（ほう・しゅう）政務参事官は、次のように表明した。中国とパキスタンの友情は既に両国人民の遺伝子に組み込まれている。中国は、両国企業が中国・パキスタン経済回廊（ＣＰＥＣ）の枠組みの下で農業協力を行うことを奨励し、パキスタンと先進的な農業開発の技術と経験を共有して、同国の農業の発展レベル向上を支援したい。中国は引き続き同州住民の生活水準の改善を助け、友好州市間交流を推進し、地元の産業発展を奨励して、同州の人々に幸福をもたらしていきたい。（記者／蔣超、王歓）