農村の音楽クラスに子どもたちの歌声響く　黒竜江省安達市

   ５月２９日、校庭で「村の子」音楽クラスの子どもたちと歌の練習をする音楽教師の李平さんと張雨さん。（安達＝新華社記者／王大禹）

   【新華社ハルビン６月２日】中国黒竜江省の安達市任民鎮中心小学校は「村の子」音楽クラスという課外授業を設けている。登校日にはいつも、教室から子どもたちのピュアで元気な歌声が響いてくる。

　 音楽クラスは２人の音楽教師、李平（り・へい）さんと張雨（ちょう・う）さんが２０１９年４月に立ち上げた。２人は昼休みや課外授業の時間を利用して、子どもたちに合唱や楽器演奏などを指導。流行歌の歌詞をアレンジした応援歌や中国の文化・功績を紹介する歌なども教えている。

　 李さんが子どもたちの合唱の様子を動画サイトに投稿したところ、多くの反響を呼んだ。フォロワー数は１１５万人を超え、２３００万回以上の「いいね」が付いた。

　 「村の子」音楽クラスはこれまでに４回卒業生を送り出した。現在は３０人余りが在籍している。

　 各界からの援助の下、校内には専用の教室が設けられ、ギターやウクレレ、ベース、アフリカの太鼓などの楽器もそろった。オリジナルの楽曲も発表しており、現在はレコーディングスタジオの建設が進んでいる。（記者／謝剣飛）pagebreak

  ５月２９日、「村の子」音楽クラスの子どもたちにドラムの演奏を教える音楽教師の李平さん（右）。（安達＝新華社記者／謝剣飛）pagebreak

   ５月２９日、「村の子」音楽クラスの子どもたちにバンドのリハーサルを指導する音楽教師の李平さん（手前左）。（安達＝新華社記者／謝剣飛）pagebreak

   ５月２９日、「村の子」音楽クラスの子どもたちに歌のテクニックを教える音楽教師の李平さんと張雨さん。（安達＝新華社記者／謝剣飛）pagebreak

   ５月２９日、校庭で合唱の練習をする「村の子」音楽クラスの子どもたち。（安達＝新華社記者／戴錦鎔）