ブラジル大統領、米国の対ベネズエラ制裁を批判

ブラジル大統領、米国の対ベネズエラ制裁を批判

新華社 | 2023-06-01 16:51:36

   【新華社ブラジリア6月1日】ブラジルのルラ大統領は5月29日、米国の対ベネズエラ制裁を厳しく批判し、「脱ドル化」に改めて言及した。

   ルラ氏は同日、南米首脳会議のためブラジルを訪れたベネズエラのマドゥロ大統領と会談後、メディアの取材に応じ、米国がベネズエラに制裁を発動したことについて「米国は間違っている。極めて大げさな封鎖を行った。これは戦争よりもひどい」と述べた。

   ルラ氏はまた、欧州のユーロのような新興5カ国(BRICS)加盟国間の貿易決済に使う共通通貨の創設を検討しているとし「そうすればドルに頼らずにビジネスができる」と話した。

   マドゥロ氏は、BRICSが世界の平和と協力を求める人々を引き付けているとし、ベネズエラが「適切な方法でBRICSの一員になることを望んでいる」と述べた。

   南米首脳会議は5月30日、ルラ大統領の呼び掛けで開催され、南米12カ国のうちペルーを除く11カ国の首脳が出席した。

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