日本にとって「安上りな」汚染水処理、ツケを払うのは世界

   【新華社北京５月２８日】いかなるプロジェクトも実行前の正当性評価が必要であり、福島の放射能汚染水処理のような生命と健康に重大なリスクをもたらすプロジェクトであればなおさらだ。海洋放出は福島の汚染水処理の複数の選択肢の中で最も正当性に欠けるといえる。

   日本政府と東京電力が下した海洋放出の選択は、極めて身勝手な行為であり、本来は日本が国内で処理すべき放射能汚染水のリスクを太平洋沿岸の国々や島しょ国、さらには世界中へ拡散することになる。日本にとっての「安上り」は海洋汚染の可能性、海洋生物と人類の命を脅威にさらす可能性を代償としており、一種の犯罪に等しい。