北京、世界有数の生物多様性が豊かな大都市に

北京、世界有数の生物多様性が豊かな大都市に

新華社 | 2023-05-26 09:02:46

   【新華社北京5月26日】中国北京市野生動物救護センターと北京林業大学の専門家はこのほど、同市のオリンピック森林公園で国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧IA類に指定するシマアオジ(ホオジロの仲間)を発見した。この希少な鳥が都市部の公園に姿を見せたのは、超大都市である北京の生態環境の改善と豊かな生物多様性を示している。

   同市園林緑化局野生動植物・湿地保護処の紀建偉(き・けんい)副処長は、北京市はここ数年、生態環境の整備に力を注ぎ、野生動植物の生息地を保護し、動植物の繁殖に良好な生態環境を作ったとし、「北京市は世界有数の生物多様性が豊かな都市となった」と語った。

   「北京市陸生野生動物リスト(2023)」によると、同市に生息する陸生の野生動物種は608種に増え、うち鳥類は515種類に上る。10年前と比べ、同市の鳥類は百種類近く増加したことがモニタリングデータで明らかとなった。

   同市には現時点で、自然保護地が79カ所あり、総面積が36万8千ヘクタールで、科学的に配置した自然保護地体系をおおむね構築している。市内にある4万本余りの古い樹木を保護するため、都市建設において古樹を避けるだけでなく、「健康診断」によって健康と生息の状況を把握し、カスタムメードの「治療計画」を立てている。

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