新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(5/24)

新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(5/24)

新華社 | 2023-05-25 14:03:30

   【新華社北京5月25日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、5月24日のニュースをお届けします。

   1.「日本は非難し返すのではなく反省を」 中国外交部

   中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は23日の定例記者会見で、同部の孫衛東(そん・えいとう)副部長が21日に日本の垂秀夫駐中国大使を呼んで申し入れを行った際、日本側が反論した上で「中国側は両国の人的・文化的交流を妨げている」という趣旨の発言をしたことについて「両国の人的・文化的交流については、中国は両国の各分野の友好交流を支持しており、それがわれわれの一貫した立場だ」と強調し、「双方が誠意をもって接し、信頼をもって往来し、両国関係の改善と発展に有利な雰囲気を共に作り出すことが肝心で、日本は非難し返すのではなく、誤りを反省、是正し、中国と同じ目標に向かって歩み寄るべきだ」と表明しました。

   2.中国のファン、惜しみつつも前途を祝福 石川佳純さん引退

   日本卓球界のスター、石川佳純さんがこのほど、東京で引退会見を行い、23年間に及んだ卓球人生に終止符を打つことを正式に発表しました。多くの中国のファン、ネットユーザーからは惜しみながらも祝福する声が相次ぎました。

   卓球を始めてから引退まで、石川さんは多くの中国人コーチに学び、少しずつ中国語と中国文化にも触れてきました。石川さんは1日、ソーシャルメディアで、4月のWTTチャンピオンズマカオ大会を最後に引退することを中国語と日本語で発表しました。日本語の短いメッセージに対し、中国語は千文字以上に及びました。石川さんは引退報告で、中国語が話せたから中国の人々やファンと交流ができ、とても幸せだったとつづりました。

   3.東京で「茶と世界・風雅なる集い」 安徽省の茶文化を紹介

   中国安徽省の茶文化を紹介するイベント「茶と世界・風雅なる集い」が22日、東京の中国文化センターで開かれました。イベントは中国文化・観光部が主催し、中国対外文化交流協会、東京中国文化センター、安徽省文化・観光庁が運営。日本の文化・観光、ビジネス界などから約90人が出席しました。

   会場では国家級無形文化遺産に指定されている茶製造技術の代表的継承者が茶の歴史や種類の紹介、試飲活動を行い、来場者と交流しました。同省の歴史文化、習俗、観光資源に関する写真や映像なども展示されました。

   4.天津港集団、世界初の水素・電気ハイブリッドAI搬送ロボ披露

   中国天津市でこのところ、第7回「世界スマート大会(WIC)」が開催され、天津港を運営する天津港集団が独自開発した世界初の水素・電気ハイブリッド人工知能(AI)搬送ロボット(ART)を披露しました。同社にとって、2021年6月に世界初のARTを完成させて以来の、港湾自動運転分野における新たな成果となります。

   今回発表されたロボットは完成後直ちに稼働を開始し、天津港の「スマート・ゼロカーボン」ターミナルでの生産・運行を担う予定となっています。

   5.日米欧の企業、天津での投資拡大

   中国天津市にある日本の漢方大手、ツムラの100%子会社、天津津村製薬ではこのところ、従業員が漢方薬の生産に追われています。同社はこのほど、生産拡大のため10億元(1元=約20円)を投じる第3期プロジェクトの建設を決定しました。

   日本企業だけでなく、欧米の多国籍企業も最近、続々と同市に投資しています。3月、浜海新区の企業誘致団はフランス、ドイツ、デンマークを相次いで訪問し、フランスの建設機械大手、ファヤ(Fayat)グループなど5社と戦略的協力協定を締結し、既に実施中のプロジェクト25件の増資、生産拡大と、交渉中のプロジェクト12件の迅速な実施を実現しました。

   6.「世界農業遺産」の認定証授与式、イタリア・ローマで開催

   イタリア・ローマにある国連食糧農業機関(FAO)の本部で22日、「世界農業遺産」の認定証授与式が行われ、24の新規認定地域に認定証が授与されました。中国河北省邯鄲市渉県の段々畑、福建省の安渓鉄観音茶文化、内モンゴル自治区のアルホルチン草原の遊牧生活、浙江省慶元県の森林-キノコ共同栽培システムの四つの地域が同認定を受けました。

   以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。

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