中国のファン、惜しみつつも前途を祝福　石川佳純さん引退

   横浜で開かれた卓球のアジア・カップ女子シングルスの準々決勝でリターンする石川佳純。（２０１９年４月６日撮影、横浜＝新華社記者／杜瀟逸）

  【新華社北京５月２４日】日本卓球界のスター、石川佳純さんがこのほど、東京で引退会見を行い、２３年間に及んだ卓球人生に終止符を打つことを正式に発表した。多くの中国のファン、ネットユーザーからは惜しみながらも祝福する声が相次いだ。

　 卓球を始めてから引退まで、石川さんは多くの中国人コーチに学び、少しずつ中国語と中国文化にも触れてきた。石川さんは１日、ソーシャルメディアで、４月のＷＴＴチャンピオンズマカオ大会を最後に引退することを中国語と日本語で発表した。日本語の短いメッセージに対し、中国語は千文字以上に及んだ。石川さんは引退報告で、中国語が話せたから中国の人々やファンと交流ができ、とても幸せだったとつづった。

　 石川さんの中国文化を学ぼうとする姿勢は、多くの中国のファンからも評価されている。ネットユーザーは石川さんのことを親しみを込めて「小石川」「純妹」「ＫＡちゃん」と呼び、「西北なまりのある自分より、彼女の標準中国語（普通話）の方が上手い」「とても自然な中国語を話すので、彼女のことはよく知らないが、好感が持てる」「中国語でファンに感謝を伝えたことに感動した」などのコメントを寄せている。

　 会見では、中国のファンからのサポートと祝福に対し、中国語で感謝を伝える場面もあった。石川さんは、中国での試合はいつも「ホームゲーム」のような感覚だったと振り返り、これほど多くの人に祝福されるとは思わず、とてもうれしく感謝していると述べた。引退後の予定については、新しいことにも挑戦したいとし、チャンスがあれば福原愛さんのように中国でイベントに参加したり「サンクスツアー」を開催したりして、中国のファンと間近に会って交流したいと語った。これに対し中国のネットユーザーからは、多くの祝福と期待の声が寄せられた。（記者／肖月）pagebreak

   短文投稿サイト「微博（ウェイボ）」に投稿された祝福コメント。「祝福を祈っています」「何もかもうまくいきますように」「ますますのご健闘を祈りします」などの言葉が寄せられた。（微博のキャプチャー画像、資料写真、北京＝新華社配信）pagebreak

   短文投稿サイト「微博（ウェイボ）」に投稿された祝福コメント。今後の活躍を願う言葉がが多く寄せられた。（微博のキャプチャー画像、資料写真、北京＝新華社配信）