北京で絶滅危惧種の鳥類シマアオジ見つかる

北京で絶滅危惧種の鳥類シマアオジ見つかる

新華社 | 2023-05-24 09:15:02

   18日、北京オリンピック森林公園で見つかったシマアオジ。(北京=新華社配信)

   【新華社北京5月24日】中国北京市の北京オリンピック森林公園でこのほど、絶滅危惧種の鳥類シマアオジが発見された。北京野生動物救護センターと北京林業大学の専門家とスタッフが陸上野生動物の疫病モニタリング訓練を行った際に目撃した。

  シマアオジの中国名は「黄胸鵐」で、北京林業大学の鳥類専門家によると「禾花雀」とも呼ばれる。スズメ目ホオジロ科に属し、国家1級重点保護野生動物に指定される。夏季に欧州やロシア、中国北部で繁殖し、冬季に中国南部や東南アジアに南下して越冬する。体長は14~15センチで、胸の鮮やかな黄色の羽毛が特徴。2017年に国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定された。

  モニタリング調査によると、北京ではここ数年、オオハクチョウやオシドリが市内全域で一般的に見られる鳥となっており、ナベコウやノガン、ミミキジなどの国家1級重点保護野生鳥類も頻繁に確認されている。「北京市陸生野生動物リスト(2023)」によると、北京市に分布する陸生野生動物は608種(鳥類515種、哺乳類63種、両生類・爬虫類30種)で、うち鳥類は20カ国・地域(G20)の首都の中で第2位となっている。(記者/魏夢佳、趙旭)pagebreak

   18日、北京オリンピック森林公園で見つかったシマアオジ。(北京=新華社配信)pagebreak

   北京市昌平区沙河鎮に生息するハクチョウやセグロカモメ、ツクシガモなど。(2021年3月17日撮影、北京=新華社配信)pagebreak

   北京市房山区で餌を探すナベコウ。(2017年12月13日撮影、北京=新華社配信)

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