【新華社北京5月24日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は23日の定例記者会見で、同部の孫衛東(そん・えいとう)副部長が21日に日本の垂秀夫駐中国大使を呼んで申し入れを行った際、日本側が反論した上で「中国側は両国の人的・文化的交流を妨げている」という趣旨の発言したことについてコメントを求められ、次のように述べた。
孫衛東副部長は21日、広島で開かれた7カ国首脳会議(G7広島サミット)が中国関連の議題を騒ぎ立てたことについて、垂秀夫駐中国大使を呼び、厳重な申し入れを行った。中国側はすでに関連の情報を発表しているので、それを参考にして欲しい。
日本側の弁解については、中国側はその場で反論した。米国と日本は先頭に立って中国を「最大の戦略的挑戦」と位置づけ、さまざまな場で中国をあれこれ言い、中国の内政に干渉し、反中国と中国抑制の行為に極力従事しているとし、悪事を改めるのはそちら側だと指摘した。
両国の人的・文化的交流については、中国は両国の各分野の友好交流を支持しており、それがわれわれの一貫した立場だということを強調したい。双方が誠意をもって接し、信頼をもって往来し、両国関係の改善と発展に有利な雰囲気を共に作り出すことが肝心だ。日本は非難し返すのではなく、誤りを反省、是正し、中国と同じ目標に向かって歩み寄るべきだ。