WHO総会、台湾関連議題を再び拒否

WHO総会、台湾関連議題を再び拒否

新華社 | 2023-05-23 08:01:01

   【新華社ジュネーブ5月23日】スイス・ジュネーブで開催中の世界保健機関(WHO)の年次総会、第76回世界保健総会は22日、台湾をオブザーバーとして招待することを求める一部の国の提案について、議題に加えることを拒否する決定を下した。

   世界の衛生安全が直面する課題は現在においても際立っており、広範な加盟国は団結と協力の強化を大会に期待している。台湾民進党当局が歴史の流れに逆行し、台湾関連の提案を執拗に行ったことは、WHO総会参加を騒ぎ立てて「台湾独立」分裂活動を行おうとする政治的たくらみを十分にさらけ出している。

   国連ジュネーブ事務局の中国常駐代表を務める陳旭(ちん・きょく)大使は総会で、次のように表明した。

   世界に中国は一つしかなく、台湾は中国領土の不可分な一部だ。台湾地区のWHO活動参加は「一つの中国」原則に基づき処理されなければならない。民進党当局は(台湾海峡)両岸が一つの中国に属することを認めず、大会参加の政治的基盤を一方的に捨てた。

   台湾当局はいわゆる「国際防疫システムの欠陥」を騒ぎ立てているが、台湾地区の衛生専門家が「一つの中国」原則の下でWHOの技術活動に参加できることや、台湾地区に設置された「国際保健規則」の連絡拠点が効果的に運営されているなどの事実については一言も言及していない。その理由は「国際空間の拡張」を図り、「二つの中国」を作り出そうとしているにすぎない。

   今大会の開幕前には140近くの国が中国に対して「一つの中国」原則の堅持と台湾のWHO総会参加反対の立場を表明し、100近くの国がこれについてWHO事務局長に書簡を送るか、声明を発表した。これは「道義にかなえば助けが多く、そむけば助けが少ない。理非曲直は人の心の中にある」ことを示している。いかなる「感染症をもって独立を謀る」企ても達成できない定めにある。

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