中国の貴州－広東間の鉄道・海上複合一貫輸送、快速通関を実現

   【新華社貴陽５月２２日】中国貴州省でこのほど、貴州－広東鉄道・海上複合一貫輸送の快速通関モデルを採用した試験列車の第１便が省都貴陽の国際陸上港を出発した。貨物は広東省南沙港を経由して日本へ送られる。

   貴陽市総合保税区監督管理委員会によると、快速通関モデルは南沙港をハブ港、貴陽国際陸上港を支線港とし、通関手続きや港での割り当てなど各プロセスの連係を最適化する。貿易貨物の申告と審査、通関もそれぞれ１回で済むようになる。企業は工場で製品を直接海運コンテナに積み込むことで、在庫圧力を効果的に解消し、輸送コストを低減できる。

   快速通関モデルにより輸送全体にかかる時間は３～５日短縮され、貨物の物流効率も大きく向上する。（記者／李黔渝）