上海の貨物ふ頭、ニュージーランドへ電動バスを輸出

   １１日、ニュージーランドへ輸出される純電動バスを検査する税関職員。（上海＝新華社配信）

   【新華社上海５月１７日】中国の上海税関は１５日、中国企業が製造した純電動バス２７台がこのほど、上海港張華浜ふ頭からニュージーランドに輸出されたと発表した。貨物ふ頭の張華浜ふ頭から純電動バスが輸出されるのは初めて。今回の輸出は、上海口岸（通関地）の自動車輸出ルートの持続的な拡大や自動車輸出業務の好調さを反映している。

　 バスを製造した浙江中車電車（浙江省寧波市）によると、今年下半期はさらに電動バス５０台余りを韓国やマレーシア、オーストラリアなどへ輸出する。電動バスの今年の海外販売台数は３００台以上、売上高は５億元（１元＝約２０円）超を見込む。

　 中国各地の企業が今年第１四半期（１～４月）に上海税関を通じて輸出した座席数１０席以上の純電動バスは９千台で、前年同期の約２・２倍となった。（記者／呉宇）