【新華社北京5月16日】中国国家衛生健康委員会はこのほど開かれた記者会見で、中国の看護師登録者数は22年末時点で520万人を超え、人口千人当たりの看護師数は3・7人、全国の医師と看護師の比率は1:1・18だったと明らかにした。
同委員会の胡強強(こ・きょうきょう)報道官兼宣伝司副司長は「中国の看護事業はここ数年、飛躍的に進歩し、人々に良質な医療サービスを提供すると同時に、診療体験も改善している」と紹介し、中国の看護師数は衛生分野の専門人員全体の半分以上を占めると明らかにした。
同委員会医政司の邢若斉(けい・じゃくせい)副司長によると、中国共産党第18回全国代表大会(2012年11月)以降、看護特別計画の発表や看護事業の改革・発展の推進、看護師の育成・訓練の強化など重要措置を通じ、看護師の規模は拡大した。全国の看護師数はこの10年で年平均8%のペースで増え、毎年、約30万人が新たに看護師登録し、看護師の学歴とサービス能力は向上しつつある。
邢氏によると、同委員会は今後、効果的な措置を講じ、看護人員を増強する方針で、「全国看護事業発展計画(2021~25年)」の実施を通じ、25年までに全国の看護師数を550万人に増やし、人口千人当たりの看護師数を3・8人に、一般看護師数を120万人に増やす計画という。