日本は極めて無責任 汚染水海洋放出で中国外交部

日本は極めて無責任 汚染水海洋放出で中国外交部

新華社 | 2023-05-11 15:34:46

   【新華社北京5月11日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は10日の定例記者会見で、日本の放射能汚染水海洋放出計画について質問に答えた。

   汪氏は記者から「韓国済州研究院の学者が発表した文書で、日本政府は経済を理由に専門家が提案したさまざまな処理方法を回避し、人類に災難をもたらす可能性のある最悪の方法を選択しており、大きな誤りを犯すと指摘されている。これについてコメントは」との質問を受け、次のように述べた。

   関係の報道に留意している。多くの人が疑問に思っているだろう。福島原発の放射能汚染水が安全無害だと言うなら、日本はなぜ国内に直接放出せず、農業や工業にも使わず、海洋放出して終わりにするのか。私利のために全世界をリスクにさらすのは極めて無責任な行為だ。

   日本は今年、主要7カ国(G7)の議長国としてスポットライトを浴びるなら、より責任ある態度で国際社会の懸念に応え、解決すべきだ。失望や不安を招くのは日本がアジアの隣国や国際社会の懸念を顧みず、依然として海洋放出計画を強行し、防衛支出を大幅に増加させ、攻撃的兵器の配備を進め、平和憲法の制約と「専守防衛」の約束を絶えず破り、さらに第二次世界大戦時の軍国主義分子の亡霊を呼び覚ます言動を見せていることだ。

   日本は一貫して自らを国際社会の責任ある一員と標榜している。われわれは日本が責任ある国となり、掛け声だけでなく、国際社会の懸念に真剣に向き合い、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を真に得るよう注意喚起したい。

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