中国の職業技能等級証明書取得者数、２２年は１１００万人超

   【新華社北京５月１０日】中国人力資源・社会保障部はこのほど、２０２２年の全国の職業技能等級証明書取得者は１１００万人と前年比８０％以上増え、評定・任命された技師・首席技師は５００人に迫ったと明らかにした。

   職業技能等級証明書は国家職業技能標準に基づき、労働者の専門知識と技能レベルに対して客観的かつ公正的、科学的規範的な評価と認証を行う。人力資源・社会保障部は昨年３月、「新時代の技能人材職業技能等級制度の健全化と整備に関する意見（試行）」を制定し、技能等級レベルを従来の「５級」から「８級」に増やすとともに、職業技能等級（職位）に釣り合う成果給制度を確立する方針を示した。

   同部職業能力建設司の王暁君（おう・ぎょうくん）副司長は「新８級工」の実施について、技能人材の発展に道筋をつけ、給与水準を引き上げる上で大きな促進作用を発揮しており、より多くの若者を技能が必要な仕事に従事させ、技能人材の成長を促すことに有利に働くとの見解を示した。