成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で暮らす「和花」。(3月16日撮影、成都=新華社記者/胥冰潔)
【新華社北京5月5日】中国の「国宝」ジャイアントパンダは、愛らしさで世界中の人気者となっている。このほど雌の「丫丫(ヤヤ)」が中国に戻り、パンダが改めて注目を集めた。全世界での飼育頭数は2022年10月時点で673頭に上り、10年前と比べほぼ倍増。国内に生息する野生のパンダも1980年代の1114頭から1864頭に増え、保護下にある生息地も大幅に拡大した。
中には特徴的な外見や個性、才能で注目を集め、短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」の検索ワードランキングに頻繁に現れるパンダもいる。そんな個性派たちを紹介したい。
四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で暮らす雌の「和花(ホーホワ)」は、丸々とした見分けやすい姿をしている。おにぎりのような体をゆっくりと動かし、他のパンダに度々餌を奪われても、怒ることはない。愛らしい見た目と穏やかな性格で多くのファンを獲得し、パンダ界のスターとなっている。pagebreak
木の上で開脚の技を披露する「萌蘭」。(資料写真、北京=新華社配信)
北京市西城区西直門外大街にある北京動物園の雄「萌蘭(モンラン)」は、父母のいずれにとっても第3子であることから、ネットユーザーから「西直門三太子」の愛称を与えられた。活発な性格で、時には木の上で開脚の技を披露する。過去には何度か柵越えを試み、「脱走未遂」が話題になった。pagebreak
タケノコを食べる「七仔」。(2022年4月27日撮影、西安=新華社配信/徐光嵐)
陝西省西安市の秦嶺ジャイアントパンダ研究センターには雄の「七仔(チーザイ)」がいる。世界で唯一人工飼育されている茶色のパンダで、最も見分けやすいパンダとして知られる。pagebreak
池ではしゃぐ「舜舜」。(資料写真、海口=新華社記者/楊冠宇)
海南省海口市の海南熱帯野生動植物園では「貢貢(ゴンゴン)」と「舜舜(シュンシュン)」の兄弟が「海南二島主」と呼ばれている。やんちゃな舜舜は水遊びを好み、ヤシの実を素手で裂くことができる。pagebreak
広州動物園で暮らす「雅一」。(2022年10月26日撮影、広州=新華社配信)
広東省の広州動物園にいる雌の「雅一(ヤーイー)」は運動が大好きで、「空中ヨガ」を得意としている。