米国はサイバー兵器による機密窃取をやめるべき 中国外交部

米国はサイバー兵器による機密窃取をやめるべき 中国外交部

新華社 | 2023-05-05 10:30:30

   【新華社北京5月5日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は4日の定例記者会見で、米中央情報局(CIA)が世界規模で機密窃取活動を続けていると報告されたことを受け、米国にサイバー兵器を利用した機密窃取や攻撃をやめるよう促した。

   中国国家計算機病毒(コンピューターウイルス)緊急対応センター(CVERC)と中国のセキュリティーソフト大手、三六零安全科技が同日、「『ハッカー帝国』調査報告-米中央情報局」と題した報告書を共同で発表し、CIAがスパイと機密窃取活動を持続的に行っていると報告した。

   毛氏は会見で関連の質問を受け、次のように答えた。報告によると、CIAは長期にわたり外国の政府や企業、市民の情報を収集し、国境を越えた秘密活動を組織・実施、指導・監督して、世界各地でひそかに「平和的転換」と「カラー革命」を実施している。対立する各方面に対し、暗号化されたインターネット通信サービスやインターネット遮断の回避手段、集会・デモ活動の現場での指揮手段を提供するほか、ソフトウエアや「アンチ検閲」情報システムの研究開発などを通じて、スパイと機密窃取の活動を持続的に行っている。

   報告書が明らかにした中国や他の国で発生したという多数の真実は、CIAが世界中でサイバー攻撃行為を長期的に仕掛けてきたというもう一つの実例だ。米国は国際社会の懸念を重視し、それに応えるべきであり、サイバー兵器を利用した世界規模での機密窃取と攻撃をやめるべきだ。

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