新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(4/28~5/3)

新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース(4/28~5/3)

新華社 | 2023-05-04 18:22:28

   【新華社北京5月4日】新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース、4月28日~5月3日のニュースをお届けします。
   1.大阪・関西万博、中国が参加の調印式 パビリオンのイメージも公開
   2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)への中国のパビリオン出展に向けた公式参加契約調印式が4月27日、大阪市で行われました。今後中国の大阪・関西万博参加への準備作業が全面的に進められます。
   大阪・関西万博中国パビリオンの政府総代表を務める中国国際貿易促進委員会の張慎峰(ちょう・しんほう)副会長と2025年日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長が、それぞれ中日双方を代表して参加契約書に署名しました。
   張氏は、中国は大阪・関西万博への参加を通じて、日本や世界各国と文化、経済・貿易などさまざまな分野での交流と協力をさらに推し進め、各出展者と共にグリーン(環境配慮型)発展の未来社会を描いていくことを望むと述べました。
   2.日本の半導体輸出規制に反対 中国貿促会
   日本の経済産業省は3月31日、「外国為替及び外国貿易法」の輸出規制措置を改正し、高性能半導体製造装置六大分類23品目の輸出規制を強化すると発表しました。中国国際貿易促進委員会と中国国際商会は声明を発表し、日本の改正計画に断固反対すると厳正に表明しました。
   その理由として、計画されている措置は範囲が広く、政策・規定が不明確、不透明で、対象となる品目が通常の規制の範囲を大きく越え、幅広く使用されている民用品目が大量に含まれています。また、日本がいわゆる国際安全保障と平和維持を妨げるリスクがあるとの理由で、中国の半導体産業に対し、差別的なやり方を取ることは、国際ルールに重大に違反していると指摘しました。
   日本政府が理性的な声に確実に耳を傾け、今回の改正で実施が計画されている規制措置を周到かつ慎重に検討し、最終的に中日の半導体産業の共通の利益にかなう決定をするよう呼びかけます。
   3.中国駐日大使「日本は正しい対中認識を確立すべきだ」
   中国の呉江浩(ご・こうこう)駐日大使は4月28日、日本記者クラブで講演し、日本は正しい対中認識を根本から確立すべきだと表明しました。戦略的自主性を持って時代の大勢を判断し、真に建設的な姿勢で両国関係の安定的な発展を進めるべきだと述べました。
   中国は中日間の善隣友好とウィンウィン協力を一貫して主張しており、日本をライバル、ましてや脅威や敵と見なしたことはないとし、日本に対しても同様の姿勢を求めました。日本が公然と中国を「これまでにない最大の戦略的挑戦」と位置づけ、一部の国の反中、対中封じ込めに追従して「中国の脅威」をあおり、軍拡のペースを速めていることについては残念だと表明しました。日本がいつまでもこのような認識と政策基調に基づくなら、中日関係の基礎は実質的に損なわれ、中日関係の健全で安定した発展も望むことはできないと語りました。
   4.中国が世界のエネルギー転換のカギに IRENA事務局長
   国際再生可能エネルギー機関(IRENA)のフランチェスコ・ラ・カメラ事務局長はこのほど、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで新華社の単独インタビューに応じ、中国は世界のエネルギー転換と持続可能な発展の促進においてカギとなる役割を果たしており、「パリ協定」の目標達成と気候変動への対応には中国の関与と支援が不可欠だとの見解を示しました。
   中国がここ数年行ってきた再エネをめぐる努力について、中国は再エネの発展を積極的に進めており、世界の再エネ生産能力拡張において重要な役割を果たしていると評価しました。
   5.ヒューストンで中米エネルギー企業がフォーラム 商機探る
   米ヒューストンで4月30日、第9回中米エネルギー企業協力フォーラムが開かれ、両国の企業が石油や石油化学、新エネルギーの発展などについてビジネス・技術交流を行い、商機を探りました。フォーラムであいさつしたヒューストンのターナー市長は、中国企業の参加に歓迎を表明しました。各国のエネルギー企業が協力して理念を共有し、エネルギー転換と技術革新を進めることは世界にとっての互恵とウィンウィンになると述べました。
   6.「砂漠緑化の父」遠山正瑛とクブチ砂漠 内モンゴル自治区
   中国内モンゴル自治区オルドス市が実施する外国メディア向けプレスツアーは4月27日、最後の目的地に到着し、生態モデル区を訪問しました。中国八大砂漠の一つ、クブチ砂漠の緑化状況について説明を受け、中国から「砂漠緑化の父」の称号を受けた日本人、遠山正瑛氏(1906~2004年)とクブチ砂漠にまつわる話に耳を傾けました。
   7.「カプセル」型貨物倉庫、環境保護に貢献 中国湖南省
   長江中流域の重要な物資集散地、中国湖南省岳陽市の城陵磯港は洞庭湖と長江の合流点に位置します。貨物船が頻繁に行き交い、港内は活気に包まれています。完全密閉式の「カプセル」型ばら積み貨物倉庫が2020年に運用を開始した後、貨物置き場の粉じん飛散による汚染問題を効果的に解決し、地元経済のグリーン発展に重要な役割を果たし、長江の生態環境保護にも寄与しています。
   8.中国の科学者、月面ステーション建設に関する研究開始へ
   中国の北京理工大学はこのほど、国家航天局の承認を受けて月の土壌サンプル500ミリグラムを受領しました。月探査機「嫦娥5号」が持ち帰ったサンプルで、月面ステーションの建設に向けた月土壌材料の特性分析と付加製造(3Dプリンティング)の技術研究に用います。
   9.世界チェス選手権 中国の丁立人が初優勝
   カザフスタンの首都アスタナで4月30日、世界チェス選手権の勝者決定戦が行われ、中国の丁立人(てい・りつじん)がロシアのヤン・ニポムニシを破り、中国人男性チェスプレーヤーとして初優勝を果たしました。
   10.中国の登山家、董紅娟さん8千m峰を全制覇 女性世界初
   中国西蔵(シーザン)自治区登山協会はこのほど、中国の登山家、董紅娟(とう・こうけん)さん(42)が8千メートル峰14座を全て制覇した「14サミッター」になったと明らかにしました。董さんは4月26日、標高8027メートルのシシャパンマの登頂に成功しました。30日に国際登山情報サイト8000ers.comが認証し、女性初の14サミッターとなりました。
   11.大連湾海底トンネルが開通 遼寧省大連市
   中国遼寧省大連市で1日、海底トンネルが開通しました。中国北部初の海底横断型沈埋(ちんまい)トンネルで、大連湾北側の鑚石湾地区と南側の東港ビジネスエリアを結びます。両側6車線の自動車専用道路で全長5・1キロ、設計速度は時速60キロとなります。
   12.墨江県で双子祭り 千組以上集う 雲南省
   中国雲南省では、4月30日から5月2日にかけて第17回中国・墨江北回帰線国際双子節(双子祭り)が開かれました。複数の国・地域から来た千組以上の双子や多胎児が、地元の各民族の人々や観光客数万人と共に中心市街地に集い、祭りを楽しみました。
   以上、「新華ラジオ-日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。

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