14日、中国国際花卉園芸展覧会の会場で記念撮影する来場者。(上海=新華社記者/呉宇)
【新華社上海4月26日】中国上海市でこのほど開かれた第25回中国国際花卉(かき)園芸展覧会(中国花卉協会主催)には、21の国・地域から企業500社近くが出展した。4万平方メートルの会場を埋めた美しい花々は、2025年までに売上高3千億元(1元=約20円)達成を目指す中国花卉産業の目標を体現していた。
主催者によると、今年の花卉園芸展は過去最高の規模となり、多くの花卉新品種や新たな栽培技術・設備が集中的に展示され、外国との新たな協力チャンスをもたらした。会場に展示されたオランダ原産のシャクヤク(芍薬)「コーラルサンセット」は中国での切り花生産能力が年間10万本余りとなっており、上海企業が開発した花用培地の自動生産・充填設備は高効率、低公害、自動印刷、生産トレーサビリティの特徴を備えている。リチウムイオン電池で駆動する乗用除草機は1回の充電で1万平方メートルを除草でき、花卉園芸業界をより環境に優しいものにする。
花卉産業は遺伝資源の保護・利用や種苗業のイノベーション、産業チェーンの延伸、物流システムの構築、産業のデジタル化・グリーン(環境配慮型)発展、優れた花卉文化の高揚、国際交流・協力の深化など多くの分野に関わる。同展覧会は、関連企業に展示・交流の場を提供したほか、フォーラムも多数開催し、企業が業界動向をよりよく理解できるよう寄与した。(記者/呉宇)pagebreak
14日、中国国際花卉園芸展覧会で人気撮影スポットになったクジャクのフラワーアート。(上海=新華社記者/呉宇)pagebreak
14日、中国国際花卉園芸展覧会のテーマガーデンを見学する来場者。(上海=新華社記者/呉宇)pagebreak
14日、中国国際花卉園芸展覧会に出展された山東省菏沢(かたく)市のシャクヤク。(上海=新華社記者/呉宇)