ブラジル業界団体幹部「消費品博は中国の自由貿易へのコミット示す」

   【新華社リオデジャネイロ４月２４日】ブラジルのビジネスリーダー団体、ＬＩＤＥ中国のホセ・リカルド・ルス最高経営責任者（ＣＥＯ）はこのほど、新華社の単独インタビューに応じ、中国海南省海口市で今月１０～１５日に開催された第３回中国国際消費品博覧会は、中国の自由貿易と共同繁栄へのコミットメントを体現しているとの見方を示した。　

   中国とブラジルの経済・貿易往来が緊密さを増す中、２０１３年に設立されたＬＩＤＥ中国は両国間のビジネスに関する協力を促す重要なプラットフォームとなっている。　

   ルス氏は、中国の経済・社会の発展と消費の高度化に伴い、質の高い消費財に対する需要がますます高まっていると指摘。多くの企業が中国の消費市場の変化に対応するため、「目は世界に、軸足は地元に」という戦略を取っているとの見方を示した。

   その上で、「多くの多国籍企業が中国に製品やサービスを販売、輸出するだけでなく、中国人消費者のニーズや考え方をより良く理解するために対中直接投資を行っている。例えば、米電気自動車（ＥＶ）大手テスラは中国に工場を設立した」と語った。　

   中国はハイレベルな対外開放の推進を堅持し、自国の新たな発展によって世界に新たなチャンスを提供しているとし、中国が複数の国際展示会を開催することで、世界各国間の交流と対話が促進、強化されていると評価した。　

   こうした交流と対話は中国の市場とビジネスチャンスに対する世界の理解を増進し、より多くの外資系企業の中国進出を奨励、促進し、中国経済の質の高い発展にプラスに働くだけでなく、世界のサプライチェーンを安定させ、世界の貿易と消費を促進し、世界経済の回復と発展を促すことにも役立つとの見解を示した。　

   中国は真の多国間主義を堅持し、協力・ウィンウィンの理念を貫いていると指摘。人類運命共同体の構築を推し進め、各国の共同発展とグローバルガバナンス改善を促進する重要な力になっているとした。