国有天然林で紅豆樹1万株を発見 貴州省

国有天然林で紅豆樹1万株を発見 貴州省

新華社 | 2023-04-21 13:39:58

   南盤江国有林場で見つかった紅豆樹。(資料写真、貴陽=新華社配信)

 【新華社貴陽4月21日】中国貴州省林業局はこのほど、同省黔西南(けんせいなん)プイ族ミャオ族自治州の南盤江国有林場が、天然林エリアでマメ科の国家2級保護植物、紅豆樹を発見したと明らかにした。専門家チームの実地調査で1万株近くが自生していることが分かった。

 紅豆樹は絶滅危惧品種である一方、色の濃い硬木としての価値も高い。上質な木彫り工芸品や高級家具に用いられ、美しさは紫檀(シタン)や紅木(コウキ)と肩を並べる。重要な薬用植物、優れた観賞用樹木としても知られ、貴重木材、薬用、緑化、文化としての価値を兼ね備えている。

 実地調査をした専門家チームは、南盤江国有林場の紅豆樹が資源保護や科学研究、開発利用で極めて高い価値を持つと評価。林業専門家の1人は、今回の発見が今後の紅豆樹栽培の種子や苗木の保証になるとの見方を示した。(記者/鄭明鴻、楊欣)pagebreak

  南盤江国有林場で見つかった紅豆樹。(資料写真、貴陽=新華社配信)

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