独ＶＷ、中国でコネクテッドＥＶ開発へ　１０億ユーロ投資

   【新華社フランクフルト４月２０日】ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン（ＶＷ）グループは１８日、中国安徽省合肥市に純電動（ＥＶ）スマート・コネクテッドカーの研究開発・イノベーション・部品調達センターを建設すると発表した。計画投資額は１０億ユーロ（１ユーロ＝約１４８円）。

   車と部品の研究開発・調達プロセスを統合し、中国サプライヤーの先端技術を自動車開発に活用する。新製品と技術の開発期間が約３割短縮すると見込まれ、中国消費者のニーズにより早く対応できる。

   ＶＷ中国法人、大衆汽車集団（中国）のラルフ・ブラントシュテッター董事長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は、今回の投資が「中国で、中国のために」という戦略の重要な一歩となると指摘。開発・調達能力の統合、早い段階での現地サプライヤー統合を通じてグループの成長テンポを速め、中国合弁企業の効率と収益力を高めていくと語った。

   ２０２４年の完成を見込んでおり、大衆汽車集団（中国）のマーカス・ハフケマイヤー最高技術責任者（ＣＴＯ）がＣＥＯを務める。