気候変動への対応、投資・金融で推進 北京でワークショップ

気候変動への対応、投資・金融で推進 北京でワークショップ

新華社 | 2023-04-11 15:03:21

   6日、「第2回中国気候投資・金融国際ワークショップ」の会議現場。(北京=新華社記者/沈寅飛)

  【新華社北京4月11日】中国北京市で6日、「第2回中国気候投資・金融国際ワークショップ」が開かれた。中央財経大学グリーンファイナンス国際研究院はこの中で、「2022中国気候金融報告」を発表し、気候変動対応のための資金は世界で着実に拡大しているが、必要な資金はまだ多いとの見方を示した。

  気候投資・金融は、各国が決定する貢献目標と低炭素型発展目標を実現するため、気候変動対応のための投資と金融により多くの資金が向かうよう誘導・促進することを指し、グリーンファイナンスの重要な一環となる。

  生態環境部は22年、北京市密雲区など23カ所を気候投資・金融試験リストに登録した。関係部門と連携し、気候投資・金融試験の地方プロジェクトバンク登録参考基準を発表、地方のバンク創設を指導した。

  同部気候変動対応司の李高(り・こう)司長は、気候変動への対応や二酸化炭素(CO2)排出量のピークアウトと実質ゼロの実現は、長期にわたる困難な任務であり、多額の資金の持続的な投入が必要だと指摘した。

  ワークショップは、省エネ・環境保全を手がける中国節能環保集団と中国環境科学学会が共催。今回は、グリーン(環境配慮型)・低炭素型発展を気候投資・金融で推進するための有効な施策と手段について話し合った。

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