木の上にいる雌を巡って争う2頭の雄パンダ。(資料写真、西安=新華社配信)
【新華社西安4月10日】中国陝西省の仏坪国家級自然保護区ではこのところ、巡回保護員が野生のジャイアントパンダの「集団お見合い」を何度も見かけている。同地にすむ秦嶺パンダは毎年3~4月に発情期を迎え、複数の雄が雌の周囲に集まり、自らの魅力を懸命にアピールして気を引こうとする。
同保護区管理局の曹慶(そう・けい)高級エンジニアは、ここ数年の観察で、秦嶺パンダの安定的な増加と保護区全域での活動の痕跡が見られたとし、パンダの家族が増え続けていることが分かると話した。(記者/姜辰蓉、付瑞霞)pagebreak
木の上から周囲を見渡すパンダ。(資料写真、西安=新華社配信)